障がい者支援施設「グランディール美好町」が無事竣工致しました!
これまでも府中エリアで障がい者支援を行われてきた、特定非営利活動法人「百々の木」。
利用者様の多くの要望に応え新たな拠点を新築するにあたり、弊社にて設計監理をさせて頂きました。
利用者様の送迎のため広い駐車スペースが必要というで、1階には奥行25mを超えるピロティを計画。
道路からの距離があるため、利用者様も安心して乗降できます。
雨の日も濡れずに乗降でき、厨房や店舗エリアにも直結しているため搬入等にもとても便利です。
ピロティ内には、洗車用の水栓や電気自動車対応のための電源も完備しています。
施設エントランスには大収納の下足棚を設置。
利用者様やスタッフの方の下足棚はもちろん、来客用スペースもしっかり確保しています。
煩雑な雰囲気にならないように、下足棚上部には飾り棚と法人名サインを設置しました。
夜にはライトアップされ、モザイクタイルがとても美しいです。
1階の店舗「米ぬか酵素風呂 ももの木」は木のぬくもりを感じる落ち着いた空間に。
エントランス部分の外壁は、お施主様がセレクトされたLIXILのタイル「ロッシュマン」を貼り、
とても上品な雰囲気になっています。
浴室内は間接照明で、入浴時に光源が視界に入らないように配慮しつつ、リラックスできる空間に。
宮大工さん手作りの大きな浴槽は木の香りがとてもいい匂いです。
2階の就労継続支援B型の作業室は、大きな窓から差し込む光がとっても気持ちいい広々空間に。
2室ある作業室にはそれぞれクールダウン室も完備しています。
利用者様が利用する室の建具は、破損等の心配がないように全て鋼製建具を採用。
木調の腰壁が壁の保護をしつつ、温かく優しい雰囲気を演出してくれています。
3階のグループホームは明るい木調で、アットホームな雰囲気に。
ホーム内の廊下には排煙窓を兼ねた天窓があり、暗くなりがちな長い廊下もとっても明るいです。
食堂談話室にはキッチンに面した配膳カウンターがあり、配膳や下膳に便利です。
部屋によってカラーの違うクロスを採用した居室にはしっかり収納も確保。
クロスの色に合わせてカーテンもコーディネートしています。
大きな窓があるので、部屋の中もとっても明るいです。
夜はライトアップされたタイルが美しい陰影を出し、昼間とは違う表情を見せてくれます。
あたたかな光が利用者様の帰りを待っています。
計画段階から何度もお打合せをさせて頂き、利用者様の安全を第一に設計させて頂きました。
設計をする中で、お施主様の利用者様に対する熱い想いに触れ、優しい愛情を感じながら、
利用者様が楽しく生活できる空間をお施主様と一緒に丁寧に創り上げていきました。
このような素敵なプロジェクトのお手伝いが出来て本当に幸せだなと感じました。
ありがとうございました。